インド シュリナガル編

こんにちは。小野Tです。

寒さ極まるこの季節。皆様お元気でしょうか?

冬になるとなぜかブログ熱が高まる私でございます。

いつになったら海外へと自由に行けるようになるかわかりませんが、そんな時だからこそいろんな人の旅行記を読んで気持ちを紛らわしたくなりますね!

というわけで、今回はインド旅行編!北インドのシュリナガルを訪れた時の話をしたいと思います。

たまたま、写真を整理していたら出てきたので記事にしていこうと思います。

インド北部シュリーナガルへ行ってみよう。

さて、今回触れるシュリーナガルですが、実は当初行くつもりはありませんでした。

インド中毒の私は2年に1度インドに行かないと禁断症状が出る体質でございまして、この時も何か目的があるわけでもなく、「今年はインドだろ」くらいにとりあえずニューデリーに到着しました。

空港から市街地へと向かい、ニューデリー駅周辺をぶらぶらしていた時のこと。

怪しげなインド人がフラリ。

(*´Д`)<へーい!マイフレンド!これからどこに行くつもりだい。

 来た来た。このへっぽこインド人め。

最初に来たときはこれでもかというぐらいにうんざりさせられましたが、このうざい感じが癖になるんですよ。

東南アジアにはないんですよね。

とりあえずこやつの話を聞いてみようということに。

(*´Д`)<特に目的もないのかい?それはダメだよ!せっかく来たんだからインドをエンジョイしなきゃ!

ほう。確かにね。

(*´Д`)<タージマハルきれいだよ!!

そんな王道はもう何度も行ったわ!却下!

(*´Д`)<それならヴァラナシはヒンドゥー教の聖地で素晴らしいとこよ!

ヴァラナシはもう飽きた!!ガンジス川で泳いだりもしたわ!

(*´Д`)<それならジャイプルはどう?ピンクタウンがきれいよ。

それも行きましたわ!もっと私たちの知らないインドを見せてみろ!!

(*´Д`)<うーん、それならカシミールはどう?カシミヤって知ってるでしょ?

カシミール?

カシミールだとぉ!!めちゃくちゃ行ってみたい!!

しかし、知ってる情報だと中国やパキスタンと領有をめぐって紛争状態だったはず・・・。

これは行って、確認しなければならない。(使命感)

ということで、そいつの言われるがままにオフィスまでついていくことに。

その後、ボスらしき人にカシミールまでの飛行機をコーディネートしてもらう。

ここまで、特にだましやぼったくりの要素は見当たらず。

そして、紹介されたのがカシミール地方にあるシュリーナガルという街。

どうも、湖に囲まれた街があるらしい。イイね!

シュリーナガル到着

デリーの空港からシュリーナガルまで片道約5000円くらい。時間は2時間くらいだったかな。

地方の空港なので汚いですが、これはこれで冒険している感じがあって好きです。

その後、手配されていた運転手と合流し、ダル湖方面へ。

山の中腹にある湖なので、結構険しい山道をひたすら進みます。

そして、湖が見えるところまできて運転手とはさようなら。

 次にまた手配されていたボート漕ぎの人にお世話になります。

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名前は何だったっけなー。思い出せませんが、2人の娘さんを持つ寡黙なインド人です。 

とまあ、事前に手配されていたのはここまでなので、その日の宿はまだ決まっておらず。

しかし、時代は進んだもので、アプリで宿が予約できるようになったのだ。

エクスペディア登場!!5年前くらいですかね。

さっそく検索。シュリーナガル・・・っと。

・・・

・・・

「お探しの地域にホテルはありません。」

え、マジ?

軽く動揺・・・。

しかし、こんなことではテンぱらないだけの経験値が俺にはある!

その後、何度検索しても出てこず・・・。

そうこうしてるうちにボートはどんどん湖の奥に進んでいきます。

そして、ついに寡黙なボート漕ぎが口を開く。

「ところで、お前らはどのハウスボートに泊まるつもりなんだ??」

は  う  す  ぼ  -  と  ?  ?

なにを言ってるんだこいつは。知らない単語を出すな!ビビるだろ。

しかし、薄々は気づいているのだ。ここは湖の上、普通のホテルなどあるわけがないことを。

見えてる景色はこんな感じだから。

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これおいくらですか( ゚Д゚)??

高いの?安いの??

なんという情報不足。またやってしまった。

「実は、今日泊まるホテルはまだ決めてないんだ。」

もう正直に言うしかないわな。

するとインド人もびっくり、ボートを漕ぐ手を止めてこちらを振り返る。

「も、もちろん自分たちで探すから適当な場所に停めてくれれば大丈夫よ。」

たくさんあるハウスボートとやらのどれかは空いてるでしょ。

とにかく値段交渉は自分でしたいんだ!!

すると、漕ぎ手のインド人

「正気か?」

うわーーーーー!!!インド人にだけは言われたくないセリフNo. 1やんけ!

「ここカシミールはパキ(スタン)と戦争状態にあるんだ。今は特別戒厳令が出ていて外出禁止令が頻繁に出るんだぞ。この緊張感がお前には伝わらないのか?」

緊張感と言われても・・・。

自分今、湖の真ん中でボートに乗ってるんで。無理っす。笑

今までもあれこれ理由つけてホテルは俺に任せろ的なインド人はたくさんいたけど戦争とか持ち出されちゃうとねぇ。

おじさん困っちゃうなー( ´Д`)y━・~~

「しょうがない、俺が特別に手配してもらうように頼んでやる。」

うーん。

でもお高いんでしょ??

「値段については後でオーナーに確認してくれ。俺は知らん。」

まあ、しょうがないか。甘んじて受け入れよう。

と言うわけボートで湖の奥の村まで進んでいく。

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ご覧のように湖なので多くの人の移動はボート。岸辺にお店がたまにあるような感じです。

すれ違う人たちは皆笑顔で接してくれます。

めっちゃええやん( ^ω^ )

と言うことでハウスボートに到着。

オーナーはまだ夜に戻ってくるとのことなので、それまでくつろぐことに。

大まかに説明するとダイニングルームとベッドルームにバス付き。

インドに来て初めて風呂のあるところに泊まる気がする。

これは高級である証。不安だ。

そして、いよいよ夜になり、オーナーらしい男が登場。明らかに身なりが良さげで金持ってそうな感じ。

軽い世間話と自己紹介しつつ、シュリーナガルでできる観光などについて紹介される。

ざっくり提案された内容としては以下の通り。

水上マーケット見学。

湖の中に咲いているロータス(蓮)ツアー。

周辺寺院の見学。

山岳沿いに住んでいるジプシーの家を訪問。

ヒマラヤトレッキング。

なかなか面白そうなラインナップじゃん。

しかし、サンダルにシャツしかない私たちにヒマラヤトレッキングは無理なので、それは除外してもらうことに。

さぁ、気になるお値段はいかに。

ちなみに所持金は4万円です。もちろんこんなところで4万全て使う気はねぇがな。

「それでトータルでおいくらですかね??」

頼む。安くあれ。

オーナーは立派に蓄えられた顎髭を何度もなぞりながら何やら思案中である。

そうだな、8万ってところかな。

えっ・・・。まじ?

貧乏旅に慣れすぎてる私には8万とか言う金額がこの世の数字には思えないのである。

あ、でも二人でなら別に高くはないか。

「もちろん、一人当たりな。2人で15万にまけといてやる。」

 ・:*+.\*1/.:+なんですとーーーー!!!!

いや、別にぼったくられてるとは思わない。サービスに対する正当な対価なのかもしれない。

それにオタクらインド人からしたら日本人は金持ちだと思っているんだろう。

だがなぁ。

俺は、貧乏なんだよ。

ということで、どうにか安くならないものか交渉開始。

しかし、いろんなツアーをキャンセルしようにも値段はあまり変わらず。

あれ?おかしいな。もしや。

「ところでこのハウスボートって一泊いくらなの?」

「一泊1万3千円だな。戒厳令中だからそんなもんさ。安全が保障されてるだけありがたいと思わないと。もちろん一人当たりだぞ。お前ら4泊するんだろ?」

うそ〜ん。高すぎるっすよ。しかし、実際に戒厳令の状況なので、ふらふら湖の外で宿を探すのは難しい。

でも、ごめん。財布に4万しかないのよ。

起死回生の一手を思いつく

というわけで金がなくてうろたえる私たちをオーナーは不思議そうな目で見ている。

金持ち日本人がなんでこんなにお金にこだわっているのかさぞ不思議だったのでしょう。

そんな微妙な空気を紛らわそうとしたのか、オーナーが話題を変えてきた。

「それよりお前、いいカメラ使ってるな。高かったろ?」

と、注目してきた私のカメラCanon5DMarkⅡ。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII ボディ

  • 発売日: 2008/11/28
  • メディア: Camera

いや、確かに高いんだけどこれは中古で、これを買ったせいでお金ないのよ・・・。

このカメラのせいでなおさら金持ちだと思われているのが皮肉でしかない。

しかし、この時我、天啓を得る。

「そうそう、私写真家なんですよ。」

広い意味では嘘ではない。Instagramに写真あげてるしね。(白目)

「やっぱりそうか。いいカメラだ。」

「で、実は日本で旅行雑誌を作っているのよ。だからお願い、この宿のことを紹介するから安くしてくれないかな?」

はい。まごうことなき嘘。でも、安くなるならなんでもいい。

頼む。

「お前さっき教師やってるって言わなかったか?」

あ、やべ。忘れてた。

しかし、後には引けぬ。

「両方やってるのよ。でも、本業は雑誌編集者だよ。」

もう良心など湖に捨てる事にした。

しかし、オーナーは細めでじっとりと私のことを観察している。

疑っているのだろう。

そしてこう言った。

「なんていう雑誌だ?」

え、雑誌名ですか?そんなこと聞くなんてもしや日本の出版業界に精通しているのでは。

いや、そんなわけないか。

いろんな考えが頭を巡る。

どうしよう。

少年ジャンプ・・・少年サンデー

漫画ばっかじゃねぇか。

どうしよう。

そして捻り出した答えが。

「と、東京ウォーカー。」

自分でも不意をついた答えに笑いそうになるも我慢。

とりあえず東京とつけば日本の雑誌なのは伝わるだろう。

でも、ウォーカー(散歩人)って英語じゃん!バレる!!

やべ・・・。

「・・・どんな雑誌なんだ?」

「東京の人に世界の歩き方を伝える雑誌なんだ。東京の人は全員知っている人気雑誌だよ。」

なんとかウォーカーの部分を誤魔化せたか。

しかし、瞬時に嘘が出てくる自分が嫌にもなる。

さぁ、どうですか?

「なるほど。じゃあそこにダル湖を紹介してくれるんだな。それで東京の人たちが大勢来るようになってくれるなら安いものだ。いいだろう。交渉成立だ。値段はお前が決めろ。」

よかったーーー!!

東京ウォーカーには乗らないけど、個人的にいろんな人に勧めるね。(心の声)

こうして値段を3万円くらいにまで下げることで交渉は成功。

不安なくぐっすり眠れましたとさ。

ということで、インド北部のシュリーナガル到着初日の話でした。

教訓

宿ぐらい事前に決めておけ!特に僻地を訪れるときにはな。

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次回、目的の水上マーケット編です。では。

*1: °ω°

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