日々公論 ~旅とカメラと映画と私~

高校教員による旅と写真と映画についての戯言

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【イェルサレム/聖墳墓教会】キリスト教の聖地でかくれんぼしたら苦難の道を歩くことになった話


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こんにちは、小野T です。

 

今回は、イスラエルの聖都イェルサレムで起きたトラブル(?)についての話です。

 

ご存じのようにイェルサレムは3つの宗教の聖地として知られています。

 

2010年の8月に訪れた私は各宗教の聖地を巡りました。

 

 

イスラム教「岩のドーム」

嘆きの壁

岩のドーム - Wikipedia


ユダヤ教「嘆きの壁」

嘆きの壁

嘆きの壁 - Wikipedia

 

嘆きの壁とユダヤ教の礼拝に関するトラブルはこちらの記事にまとめたので是非読んでください。

www.photravel.onotaka1986.com

 

 

今回紹介するのはキリスト教の聖地「聖墳墓教会」についてです。

 

当時もっていたコンデジカメラの性能が低いので、写真の質が低いのはご容赦ください。

 

エジプトからトルコ経由でイェルサレムを訪れた私たちはそのまま旧イェルサレム市街へと向かいました。

 

四方を城壁で囲まれたこの都にはそれぞれ門があり、確かヤッファ門から入った記憶があります。

 

予約していたホテルがユダヤ人居住地域の近くだったので先に嘆きの壁とその奥にある岩のドームから見て回りました。

 

そして、日を改めて聖墳墓教会へと向かいました。

聖墳墓教会

 聖墳墓教会 - Wikipedia

 

ここは、イエスが磔刑に処されたゴルゴダの丘に建てられたそうです。

 

イエス復活を記念して教会が建てられた。というわけです。まさにキリスト信仰の出発点と言っていいわけです。

 

この教会を訪れるにあたって、私はある映画で予習をしていました。

 

それが2004年に公開された映画「パッション」です。

 

パッション [DVD]

パッション [DVD]

  • 発売日: 2004/12/23
  • メディア: DVD
 

 

監督はあのメル=ギブソンです。俳優としてはブレイブハートとかが有名ですね。

 

この映画、イエス処刑の前後を描くのですが、とにかく描写が惨い。

 

民衆の眼前での拷問シーンは目を覆いたくなるし、磔刑で杭を掌に打たれるシーンなんかはもう・・・最高です(*´Д`)ハァハァ

 

見たくなるでしょ?

 

そのラストはイエスの復活を思わせるシーンで、イエスの死体が入った棺が光に吸い込まれ、光がやむと棺の蓋が開いている。そんな感じだったはず。

 

なんと教会に入るや否やあの棺が目の前に!!大興奮! 

 

聖墳墓教会

 

と言っても僕のような宗教を雑食するような輩と違って、ここにいる人はみなキリストガチ勢。写真に写っているおばさま方は棺にすがって号泣。

 

なんかー、すいません。( ;∀;)

 

ものすごい場違い感を覚える。

 

聖墳墓教会

 

 

聖墳墓教会

 

聖墳墓教会

 

聖墳墓教会

 

もう10年も前なので詳細は覚えていませんが、かなり広く感じました。

 

1時間程雰囲気を味わい、出口辺りで友人と合流しました。

 

もう2度と来ないかもしれないこの教会。これで終わってよいのだろうか。

 

そんな気持ちが心に芽生えます。

 

そして私はこんなことを提案したのです。

 

 

(; ・`д・´)<せっかくだから、かくれんぼしない⁇

 

 

 

!?

 

 

 

!!??

 

 

今こうして文字に起こしている私自身が意味不明なのだから読者のみなさんは言うに及ばないでしょう。

 

 

あのころの私は若かったのだ。(遠い目)

 

 

「せっかく」・・・努力・好意が無駄になることを残念がる意味でつかわれる言葉。

 

うーーん。わからん。

 

 

伝説のクソゲーといわれるデスクリムゾンの主人公コンバット越前の名セリフ

 

「せっかくだから俺はこの赤の扉をえらぶぜ!」(目の前の扉は赤くない)

 

をほうふつとする意味不明さですね。・・・伝わらないか。笑

 

こちらです。マジで笑えます。 


デスクリムゾン

 

かくして私と友人は聖墳墓教会でかくれんぼをすることになったのです。(義務感)

 

と、いざ隠れようと思っても、他の信者たちの目が気になって柱の陰でニヤニヤ隠れているのもどうかと思い選んだ場所が・・・。

 

 

祭壇です。

 

※写真はイメージです。

 

毎度便所の落書きレベルで申し訳ない。

 

写真の100倍は荘厳な祭壇の下に隠れたわけです。 

 

しかし、というか当然何分待っても友人は見つけられません。

 

というか探しているのかも怪しい・・・。

 

ポケットからケータイを出すと40分くらいたってることを確認。

 

しかし、ネットもつながらないので連絡も取れず。

 

完全に我に返り、自分のやってることのレベルの低さに恥ずかしさがこみ上げてきました。

 

しかし、足音や話し声が聞こえてくる間は出るに出れないので、その後も30分ほど隠れ続けます。

 

不幸にも話し声、というか人の数が増えてきたようにも感じられました。

 

 

しかし刹那、話し声がパタッと止んだのです。

 

 

チャンス!!と思い長机にかかったベールをめくり外の様子を伺います。

 

 

そこには無数の人の足が!!

 

そしてすぐ目の前には豪華に装飾された靴を身に付けて誰かが立っているのです!!

 

はい、おわったー( ;∀;)

 

てっきりバレて問い詰められるのかと思ったが、そんな様子ではなく。

 

その目の前の男が、重厚な声でマイクを通して話し始めたのです。

 

これは、まさか・・・

 

そう、ミサが始まったのです。

 

もうね、生きた心地なんかしませんよ。

 

聖地イェルサレムの重要なミサをやってる祭壇の下に日本人がかくれんぼしてたとか、もう国際問題レベルでしょ!

 

ひたすらに息を殺してやり過ごします。汗が止まらん。

 

おそらく20分くらい経った頃でしょうか。ここで流れが変わります。

 

一通り礼拝が終わると、その司祭と思われる男が信者を連れて教会の出口に向かったのです。

 

祭壇の周辺から誰もいなくなりました。

 

ようやく机の下から身を起こして出ることができました。

 

しかし、誰もいない祭壇に1人でいるのも怪しいのでいそいそと出ていった信者の集団に紛れ込みます。

 

すると、その集団の最後尾に友人が。笑

 

しかし、こんな恥ずかしい話を細かに話す気にもなれないので、なかったことにして信者とともに市街を歩くことにしました。

 

外に出るとマイクもないので、司祭の声が聞こえるように少しずつ集団の前へと進みます。

 

そして、声が聞こえるあたりになってある重要な単語が耳に入ったのです。

 

「ヴィア・ドロローサ」(苦難の道)

 

 

な、な、なんと、今歩いている場所はイエスが十字架を背負わされながらゴルゴダの丘まで歩かされた苦難の道なのです。

 

詳しくはウィキで。

ヴィア・ドロローサ - Wikipedia

 

これもまた、映画「パッション」で映像を見ている私にとってはもう大興奮の場所!

 

ここで主は鞭に打たれた。

 

ここで主は倒れた

 

今は一般の住居になっている場所もありますが、歴史の重さを感じます。

 

無論、私の後ろにいるガチ勢の方々はなおさらですが。

 

しかし、途中からイスラム居住地域に差し掛かった時のこと。

 

ここで主は婦人たちに語り掛けたのです。

 

司祭がまた説明をしていた時、ふと住居から顔を出しているイスラム教徒の人々に気づきました。

 

その時の殺意に近い黒い感情を含んだ表情が印象的でした。

 

聖地を巡る争いは何も終わってないんだなと悟りましたね。

 

こうして、苦難の道をたどって最終的に祭壇前で解散。

 

さっきまで地球上で最も不謹慎な行為をしていたことなど忘れ、その日の夜はイスラム教徒たちのあの表情が思い出されて眠れませんでした。

 

ということで、聖墳墓教会を訪れた時の話でした。

 

最後に教訓としてこれだけは伝えたい。

 

宗教の聖地でふざけちゃダメ!!絶対!!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ちなみにこの10年後にイスラームの洗礼を受けました。笑

 よければお読みください。

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