日々公論 ~旅とカメラと映画と私~

高校教員による旅と写真と映画についての戯言

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バングラデシュでイスラムの洗礼を受けることになった話


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こんにちは。小野Tです。

 

今回も南アジアの国バングラデシュについてです。

 

時系列的にはこの記事の次の日です。

 

まだお読みで無い方はお先にぜひ。 

 

www.photravel.onotaka1986.com

 

 

ダッカ大学へ

 

ホテルを出て周辺を散策することに。

 

一応バングラデシュに来た理由はあって、それはダッカ郊外にあるブリゴン川周辺にはなめし皮工場が立ち並び、世界皮革産業の高級バッグなどの材料となっています。

 

最貧国バングラデシュを支える貴重な収入源となっています。

 

しかし、近年は工場からの排水で土壌の汚染が著しいとのこと。

 

その現状を実際に見れたらいいなと思ったからです。

 

一応これでも社会の先生ですから_φ( ̄ー ̄ )

 

 

現状をよく知ることができる動画です。 


毒を垂れ流すバングラデシュの皮革産業

 

 

さて、昨日に続きダッカを縦断する大通りを南へと進みます。

 

 

 

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相変わらずカメラを向けると気さくに応じてくれます。 

 

 

 

 

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絵になりますねぇ。


 

 

 

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物売りの少年に遭遇。
 

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イスラーム圏で女性が写真撮らせてくれるのはかなり珍しいですね。

 

 

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いいですよねー。こういうの。 


 いつまでも仲良くな。

 

1時間ほどあるくとまた大きな交差点に出ました。

 

そこにダッカ大学の看板が。

 

とりあえず行って見よう。

 

何食わぬ顔で正門を入ると、守衛らしき男とご対面。 

 

 人差し指で「入っていい」と伝えると。

 

あごでくいっと「行けよ」みたいなジェスチャー。

 

緩すぎだろ!

 

広いダッカ大学の構内を一通り巡ってみましたが残念ながら講義等は一切やっていませんでした。残念。

 

そんなこんなで歩き始めて2時間。

 

当たり前ですが、8月のバングラデシュはめちゃくちゃ暑いです。

 

体中の汗腺から出るわ出るわ大量の汗が。

 

もう着ているTシャツの吸水上限突破。そんな感じ。

 

というわけで一旦休憩、が近くに程よいレストランもなし。

 

そんな時視界に入ってきたのがダッカに似つかわしくない小規模なデパート。

 

これはエアコンが効いてるぞ!

 

根拠はない。しかし、確信が持てるぐらい品のある佇まい。

 

ドアを開いた。

 

 

スゥーっと冷気が体に染み渡る。

 

 

 

クゥぅぅうぅううぅううぅぅう~_:(´ཀ`」 ∠):

 

 

今からでも遅くない、どうかエアコンを開発した人にノーベル平和賞を。

 

というわけで、しばし涼むことに。

 

しかし、あまりにも露骨に涼んでばかりだと店員に怪しまれるので、それとなく商品をみながら時間を潰すことに。

 

ムスリム装束を購入

 

装飾品・おもちゃ・時計などあらゆるコーナーを見ながらエスカレーターで2Fへ。

 

だいぶ汗も引いてきたなぁ。

 

2階に上がると正面に衣料品コーナーが。

 

それもただの衣料品ではない。

 

イスラーム教徒がよくきてる感じのやつだ!!

 

 

民族衣装コレクターの血が騒ぐぜ!

 

買ったろ!

 

店員も親切であれもこれも試着しながら結局一式購入。

 

わーい✌︎('ω'✌︎ )

 

さて、汗も完全に引いたしそろそろお暇しますか。

 

店を出る。

 

服を買った袋が重いな。笑

 

 

ブリゴン川・・・明日でいっか。

 

ということで、リキシャーをつかまえてホテルへ直帰。

 

買ってしまった以上着て街中を歩きたいんや。

 

日本で着ることなんかまずないんだからヨ。

 

ということで着替えて昨日のマーケット周辺を歩いてみることに。

 

 

 

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内心はドッキドキです。

 

なにせイスラームって言ったら最もネタにしてはならない宗教だと思ってますから。

 

ホテルのロビーで受付の兄ちゃんと目が合う・・・

 

(怒られるよなぁ)

 

 

・・・

 

 

 

( ^∀^)<You look nice!!

 

おや、意外とイケるぞ

 

第1関門突破!!

 

 

ホテルを出る。

 

大通りに出る前に、ホテルの守衛が2人。

 

(次こそしばかれるよなぁ・・・)

 

 

(*^ω^*)<(笑顔で親指立ててグッドのポーズ)

 

 

イケるやん!

 

しかし、油断はならない、守衛も言うなればホテルの人間、私は客だから遠慮してる可能性は大いにある。

 

 

 

本当の戦いはここからだ。

 

とりあえず、昨日訪れた市場の方へと向かってみる。

 

大通りですれ違う一人一人がこっちを怪訝な表情で眺めてくる。

 

やっちまったか。

 

信号待ち。この立ち止まってる時間が地獄すぎる。

 

ふと横目で、隣を見た。

 

顎ひげを蓄えた年季のはいったおじいさんが鋭い目でこちらを見ている。

 

(こ、ここ今度こそ自爆テロされる!)

 

ビビりすぎて視線を逸らすことさえできない。

 

終わった。

 

これまでの人生が走馬灯のように流れる。いや、流れない。

 

じいさんは足先から舐めるように私を眺め回した。

 

そして、耳に手を当てながら口を開いた。

 

 

 

 

「アッサラームアライクム」

 

 

 

 

!!?

 

 

 

えっ・・・。

 

ま、まさか、

 

イスラームの挨拶!?

 

これは、OKなのか。

 

 

 

じいさんは小さく頷いて去っていった。

 

 

これは、イケる!!(確信)

 

それからというもの目の合う人全員に

 

アッサラームアライクムと小声で呟きながら進んでみた。

 

全員が笑顔で応じてくれた。

 

やったーーーーーー♪( ´θ`)ノ

 

 

モスクへ

 

昨日のマーケット近くの通りまで来た。

 

そして、あるものの存在に気がついた。

 

モスクがある、のだ。

 

全然気づかなかったが立派なモスクがマーケットの反対側にあるではないか。

 

 

礼拝・・・イケるか?

 

いやいや、さすがにそれは調子に乗りすぎだろ!と自分に言い聞かせモスクを背にマーケットへと向かおうとした。

 

その時。

 

٩( ᐛ )و<ハロー、お兄さんたちこんなところで何してんのー?

 

知らん顔の男に話しかけられた。

 

とりあえず、ダメもとでお願いしてみた。

 

 

「モスクの中、はいってもいいかな?」

 

 

٩( ᐛ )و<全然いいよー。案内してあげるよー。

 

マジですか!しかし、この男素性もわからん。

 

バングラデシュの人懐っこさに油断しかけていたが、ここは外国。

 

隙を見せてはならん。

 

ということでモスク敷地内に入るも、男とは深入りしない感じで接することに。

 

建物外には、身を清める洗い場があって、男は丁寧に洗う順番をレクチャーしてくれたが、こっちは警戒心マックス。

 

そんな様子に気づいたのか、男は財布から名刺を取り出した。

 

・・・!!

 

なんと、泊まっているホテルの従業員じゃねぇか!

 

 

٩( ᐛ )و<お兄さんたち、雰囲気がピリピリしてるよ。

これから礼拝が始まるんだから、リラックスして!

 

 

えっ!礼拝も参加しちゃっていいんですか!?

 

ということでモスク内に入り、礼拝の時間まで世間話を。

 

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ちゃっかりカメラで隠し撮り。

 

 

めちゃくちゃ緊張しています。

 

 

ホテルの兄ちゃんは置いといても、後から入ってくる人たちが全員訝しげな顔でこっちを見てくるたびに、寿命が縮む思いに。

 

そして、いよいよアザーンが流れ始め、礼拝開始。

 

予習通りに、跪きながらコーランの冒頭部分を暗唱。

 

 

ラーイッラッハー

 

イラッラーフ

 

ムハンマドゥン

 

ラスールラーヒ

 

 

アッラーの他に神はなし

 

ムハンマドはその使徒なり

 

 

これがいわゆる信仰告白ってやつだ!

 

その後も、隣の真似をしながら無事終了。

 

  

イスラーム教徒に囲まれて

 

一通り礼拝が終わった後は、すぐに帰る人もいれば気の済むまで信仰告白のおかわりをする人も多数。

 

終わった安堵感から床に座り込む。

 

その時、前方に鋭い眼光でこちらを睨み付ける老人あり。

 

近づいてきた。

 

というか、気づいたら周りにいるムスリムたちがみんなこっちを見ている。

 

というか睨んでいる。

 

 

はめられた( ;∀;)

 

 

もう冗談抜きで絶望していると、老人が目の前に立ち無言で睨み付けている。

 

来なきゃよかったこんなところ・・・。

 

老人、口を開く。

 

what's your name?

 

 

ん?名前?名前を言えばいいの?

 

アイム タカヒィロォヽ(´o`;

 

 

NO!!  Isramic name!!!

 

 

 

 

えぇぇーー!イスラムの名前なんかあるわけねぇーー!

 

完全に見抜かれてる。もうだめだ・・・。

 

万事休す。小野T 南アジアで没す。

 

その時、横から助け舟が。

 

٩( ᐛ )و<Ibrahim!  Ibrahim TAKA!!

 

 

 

 イブラヒム!? なにそれ!!?

 

 

 

 いいの?もらっちゃっていいの??

 

 

双方向に動揺をしていると、老人は両手を開き合わせて念じ始めた。

 

 

まるで、コーランを掲げるかのように。

 

そして、10秒ほどぶつぶつ何かを唱え 、にっこりと笑い一言。 

 

「welcome」

 

 おやおやおやおやおやおやー?

 

これは・・・完全に・・・

 

 

受け入れらている! 

 

その後、周りのムスリムと握手をしながらそそくさと退出。

 

後ろを振り返る余裕もなく足早にホテルへ。

 

部屋のドアを閉める。

 

しばし、放心状態。。。

 

「俺たち・・・やったよな。」

 

「・・・完全にやったな。」

 

Ibrahim TAKA 爆誕!!

 

ちなみに一緒にいた友人はムハンマド マサの名をもらいました。

 

ムハンマド!!申し訳なさすぎる。笑

 

 

とうことで、まさかのイスラームの礼拝に参加した話でした。

 

あれから、約半年。

 

我々のスマホにはこのアプリが。

 

play.google.com

 

別にステマではありませんのでご安心を。

 

常にメッカの方向の確認とアザーンを流すことができるアプリです。

 

アザーンをアラームに目覚めるのも、新しい世界が開けてお勧めです。

 

ん?ちゃんと豚肉は食べてないんだろうなだって?

 

んー、そうですねぇ。

 

 生ハムとワインって合うよね。

 

おっと、そろそろ礼拝の時間なので。

 

お読みいただきありがとうございました。